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2007年9月 1日 (土)

モエレ沼公園は最高に楽しい

モエレ沼公園は、イサムノグチが設計したとても大きな公園で、イサムノグチ展を東京都現代美術館で見たときから憧れていた場所だ。
でも、僕は東京に住んでいてとても気軽に遊びに行けるところじゃないし、モエレ沼公園のためだけに北海道に行けるかというと、そこまで熱烈にもなれない。

けど、今回うまい具合に北海道旅行を計画できたから行ってみた。もちろんレビューをお届けする。

モエレ沼公園についての詳細はホームページがしっかりと作られているからそれを見てもらいたい。
公園について - モエレ沼公園 イサム・ノグチ設計

今回のレビューは、北海道に旅行に行った際にこの公園をどう感じたかについて書いてみる。それは、行く前に想像していたことと、行ったあとに感じたことが全く違うからだ。そして、改めてイサムノグチの設計正しかったものだということも感じた。


●一番驚いたのは入園料が無料の公園だということ
レンタカーで札幌から到着して一番最初に驚いたのは、この公園が完全に無料だということ。駐車料金も無料だし入園料も無料。
これは凄い。僕は当たり前のように有料だと思っていたから、本当に驚いた。
この公園、半端なく広いし、維持費もかなり高いのではないだろうか。どうやって運営しているのだろうかと逆に疑問に思うばかりだ。
無料なのは、誰でも気軽に遊びに来て欲しい、いつでも誰もが遊べる憩いの公園を目指しているからなんじゃないかと想像する。なぜなら、、


●この公園のターゲットは地元の人
この公園に入ってすぐわかったのは、この公園は地元の人のための公園だということだ。地元高校生がサッカーをしたり、家族連れがプールで遊んだり、そういう公園。観光客として遊びに来ている自分が浮いている感じさえした。そう、ここは観光地じゃなくて、「公園」なんだ。遊園地じゃない。公園。「Public park」なんだ。もちろん、観光客が遊びに来ても十分楽しめる。


●子どものための公園。大人が子どもになる公園。
当たり前だけど、この公園は遊園地じゃない。所謂近所の公園が大きくなったもの、そういう感じだ。景勝地でもない。だから、興奮するような乗り物があったり、絶景が見られたりするわけじゃない。
あるのは、山とプール、噴水と遊具。噴水だって、遊園地にあるような豪華なものじゃない。プールも豊島園みたいなプールじゃなくて、単なる池だ。
だからといって、つまらなかったりしょぼかったりするわけじゃない。凄く楽しいのだ。僕も午前9時に到着して夕方の5時過ぎまで夢中で遊んだ。そう、「遊んだ」感じ。

●遊ぶことを思い出させてくれる公園。遊べる公園。
遊園地は遊ばせられているという呼び方が似合っていると思う。この公園は、自分から進んで遊ぶ。
例えば、走ったり、跳ねたり、寝転がったり、上ったり、降りたり。まさに、子どもが遊ぶ方法そのままだ。
目の前に山が見えて、登ってみようとする。上るとすぐ隣にも山が見える。今度はあっちに登ってみようと。さっきの山とちょっと違う。そして、奥にはプールが見えて、その奥には遊具がある。
遊具もイサムノグチの言葉通り「1つのエリアで遊んでいると、奥に他のエリアが見えて、今度はそっちに行ってみようってなる」という状態。


●公園全体が彫刻
これは感じた。正直なところ、この公園の周りの景色は悪い。だから、モエレ山に登ったところで綺麗な景色が見える訳じゃない。じゃあ、何が見えるかというと、モエレ沼公園が見えるわけだ。彫刻の中を探検している気分になるという感じかな。


●お昼ご飯は是非ともレストラン(L’enfant qui reve)で。
このレストラン、目茶苦茶おいしい上に、雰囲気がいい。内装がキレイだし、お皿もキレイ。ご飯も美味しい。この公園の思い出を最高のものにしてくれるのは間違いないと思う。ちょっと高いけど、価値はある。都内の高級フレンチ並みに美味しいよ。僕はたまたま席に座れたけど、結構混んでいるらしいから、是非とも予約をしていくといいと思う。窓際の席を確保すれば景色もキレイ。ちなみに、2,625円のランチで必要十分な量と味を楽しめた。
ランチもコースでゆっくりと出てくるから時間には余裕を持った方がいい。最初から最後までで2時間は必要。最後の紅茶もとても美味しい。ああ、この料理を食べにもう一度この公園に行きたいくらいだ。

●レンタサイクルは?
レンタサイクルは正直なところ借りる必要はないと思う。たぶん借りたら邪魔なんじゃないかな。この公園はとても広いけど、十分歩いて回れる。
また、レンタサイクルは2時間しか借りられない(観光シーズンは延長不可)から、実質的に使い物にならない。山に登るときとかは持って行けないし、という感じ。
この公園に滞在できる時間が限られていて、取りあえず全体を見て回りたいという人は借りた方がいいと思うけど、一日遊びたい人は借りない方がいいと思う。

●ペットボトルの準備を
公園内には自動販売機がない。夏場にこの公園を歩き回ると、当然のどが渇く。結構困った。売店でジュースは売っているけど、ジュースだし、コップタイプだから持ち歩きできない。ペットボトルを事前に用意しておくと重宝すると思う。


●詳細
公園に入って一番最初に出会うのがこのガラスでできたピラミッド。写真で見るといまいちわからないが、実物は迫力大。このガラスのピラミッドの中にお店とか展覧室とかがある。ここに行けばパンフレットとかが手にはいるから最初に行くといいと思う。


これがモエレ沼公園の象徴、モエレ山。結構上り下りが大変だったりする。

登るための道。

登っているところ。登っているときの景色と、降りて着るときの景色が違ってそれぞれ楽しい。また、登るための道も数種類ある。


とにかくスケールが大きいという風に思った風景。凄い十字路だ。うまく伝わるかなぁ?


プレイマウンテンの接写。こうやって石が階段状に敷き詰められていて、子どもだったら楽しく遊べそうだなぁと思う。ああ、子ども時代に友達と遊びに来たい。

プレイマウンテン逆がわ。この角度からの写真は公式サイトとかには載っていないと思うけど、僕はこの角度が好きだな。

夏だったため、親子連れでプールに遊びに来ている人が多かった。つーか、公園に来ている人の9割がプール目的だった。ちなみにこのプールにはいるのも無料。


これ、なんに見えますか。トイレなんですよね。見えないですよね。あと、舞台らしいです。控え室もあるらしい。


噴水のアトラクション。アトラクションなんだけど、これがまた噴水だけだったりする。音楽とかからずに、黙々と噴水のアートを見せてくれる。人によっては物足りないかもしれないけど、僕はとても面白かった。

遊具はこんな感じでどれもこれもかっこいい。思わず遊びたくなるし、実際にすべての遊具で遊んだ。子どもに戻れる瞬間。

遊具エリアは全部で数カ所(5個くらいかな?)あって、それぞれがこんな感じの道で結ばれている。子どもがこの道を走り抜けていくところを想像するとちょっと興奮する。イサムノグチがこの設計をしたときの考えがシンクロする。

プレイマウンテンの別角度。プールとは別に池がある。そこから。


●総論
もちろんすべての人に一度は訪れて欲しい公園だけど、全員が楽しめるかというとちょっと自信がなかったりする。わざわざ北海道まで行って、絶景があるわけでも、楽しい乗り物があるわけでもないからだ。
・子どもがいる家族連れ
・美術館とか好きな人
・走り回るのが好きな大人(笑
とかに一番のお薦めかな。
仲のいい家族通しで遊びに来ると、子どもはお互いに遊べて楽しいかも。

●まとめ
超楽しい。
北海道市民がうらやましい限りだ。
札幌市内から大体羊ヶ丘と同じくらいの距離だったりする。
羊ヶ丘は有料(一人500円もする!)な上に、全然楽しくないっていうかクラーク像しかない。
羊ヶ丘展望台公式ホームページ

まあ、札幌に来たらクラーク像を訪れたいし、僕も行ったんだけど、正直なところ札幌の羊ヶ丘に行くくらいなら、是非、モエレ沼公園に行ってみて欲しい。
できるだけ多くの人に、このイサムノグチワールドを楽しんで貰いたいなぁって思う。

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» いざ北海道へ(2日目)! モエレ沼公園編 [ものつくりにん(ma-mac)の生活]
 北海道の旅の2日目、今回の一番の目的地、『モエレ沼公園』に行ってきました。  1988年(昭和63年)には、彫刻家イサム・ノグチが計画に参画。モエレ沼公園の基本設計が策定されました。モエレ沼公園は、「札幌市環状グリーンベルト」構想の北部系緑地の核となる都市公園です。ゴミ処理場として利用した後、1982年(昭和57年)から公園造成を開始されました。イサム・ノグチによる、「公園をひとつの彫刻」とするダイナミックな構想により造成が進められ、 2005年(平成17年)7月1日にグランドオープンしました。... [続きを読む]

受信: 2007年9月 3日 (月) 22時06分

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