小岩井農場
実のところついこないだまで、小岩井農場が岩手県にあるとは知らなかった。
しかし、長年小岩井製品を買って食べていると、観光してみたくなるものだ。
岩手や秋田を観光するなら、ちょっと寄り道してみたいところ。
しかし、実際問題小岩井農場を観光するとなると、「寄り道」は厳しい。
厳しい理由は
・交通の便が悪い
・小岩井農場の観光自体に時間をとられる
・小岩井農場に行くと結構疲れる
といったところ。
上から順番に解説していく。
・交通の便について
JRの路線図を見ると「小岩井」駅ってのがあるからそこで下車すれば一発じゃんと思いがちだけど、注意が必要。
小岩井駅に止まる電車は1時間に一本のみ。新幹線は停車しないから、盛岡でのりかなくてはいけない。盛岡で乗り換えて、電車を待っていたりすると結構時間を消費する。
あと、小岩井駅に着いてから、小岩井農場に行くのも簡単じゃない。
JR小岩井駅から小岩井農場へはバスかタクシーだと思う。
タクシーでも数千円(3000円くらいだったかな?)だから、まあ数人で行くなら悪くない選択。
バスは調べていないからわからない。
個人的に一番のお薦めは、盛岡駅から小岩井農場へ直接行く方法だ。
移動手段は
・バス
・レンタカー
の2種類。
どっちも結構便利だと思うけど、コストパフォーマンスはバスが高いかもしれない。
バスはこのページ(小岩井農場)の岩手県交通バス時刻表(網張温泉線)を見ると一目瞭然。
まあ、朝から夕方まで1時間に一本。
1時間に一本あれば、まあ、困らない。
あとは、レンタカー。
盛岡駅から小岩井農場までは広い道をまっすぐ行くだけでたどり着くから楽ちんでお薦め。料金が気にならないなら、レンタカーの方が便利なのは当たり前だろう。
でも、盛岡駅前の道は狭いし、小岩井農場までの道のりで特別寄り道したくなるような場所はないから、小岩井農場目的ならバスで十分。
・小岩井農場の観光自体に時間をとられる
・小岩井農場に行くと結構疲れる
この2つだけれども、自分自身のやる気によってずいぶん違ってくる。
ぶっちゃけて言うと、小岩井農場まきば園は大人が遊ぶところはそんなに多くない。油断していると(1周歩いて)30分くらいでやることがなくなっちゃう感じ。
どんなにがんばっても、1時間。だから、てきぱきと観光を済ませようと思えばすぐ終わる。
でも、それじゃあつまらないから、食事の時間をゆっくりしたり、おみやげ屋さんが結構充実しているから、そこで時間をつぶすかんじで3時間くらいかなぁ。
ただ、これらは適当に観光した場合であって、ふれあいコーナーを全部制覇したり、体験コーナーをまじめにこなしていくととたんに時間を使う。
そういう場合は午前中から遊びに行った方がいいと思う。
(ただ、牛の乳搾り程度なら10分程度で終わる。)
で、体験系にあまり興味がない人はまきば園よりも、その隣にある牛舎を見学した方が100倍楽しいし感動的。
僕もそんなタイプな人間なので楽しかった。
これは現地で初めて知ったのだけれども、小岩井農場の牛舎は文化遺産に登録されている代物で、凄く趣があってハイカラでかっこいい。
何よりも、そんな文化遺産に登録されている建物で、今でも実際牛が飼育されていると言うから驚き。
見学できるのは一部だけど、凄くいい雰囲気で、お薦め。
間違ってもまきば園だけ観光して帰ることがないようにしたい。
自然がたっぷりで、周りの景色も綺麗。
視界をじゃまするようなものは全くなくて、とてものびのびできる。
これがお薦めの牛舎エリア。
まきば園は遊園地的な意味合いが強いけど、こっちは凄く落ち着いている。
赤い道が綺麗。
この日は雨が降っていたのだけれども、小雨程度ならギリギリ楽しめるかもしれない。
雨で濡れているのが逆に雰囲気が出ている気がした。
(↓牛舎ね)
これはなんて言う名前だったか忘れた、、
これも文化遺産だった気がする。
左に見えるのは確か資料館で、小岩井農場の歴史が解説されている。
僕は何も知らなかったから、結構この資料館で勉強になった(結構意外な歴史!?)
というわけで小岩井農場ですが、単なる自然だけの世界でもなく、かといって人工的な世界でもない。
博物館でもなく、美術館でもない。
動物園でもない。
そんなほかに代え難い体験ができる観光地だと僕は思う。
他にも魅力的な観光地はたくさんあるだろうけれども、小岩井農場は自信を持ってお薦めできる観光地だと思う。
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