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2008年4月

2008年4月28日 (月)

名古屋城は一見ガッカリだけれども、意外と面白い見所が多い

観光地としての名古屋城はあまり評判が良くないと思う。鉄筋コンクリートで出来た"形だけの”お城は、確かに物足りなさを感じる。僕も実際そういう先入観でいた。けれども、実際に名古屋に行って、名古屋城を観光したらその考えは変わった。名古屋に行ったなら行こうよ、名古屋城、そんな感じだ。

●交通、基本情報等々
特に説明は入らないと思う。公式ホームページを見れば迷うことはない。
  名古屋城案内


●名古屋城の観光時間
意外と重要な情報である観光時間。結論から言うと、僕は門に入って出てくるまで3時間強かかった。ただ、僕はかなりゆっくりと観光するタイプ。ゆっくりと景色を眺めて、一生懸命写真を撮って、全ての展示物を見て、城を一周して、と完全に観光しつくして3時間だった。だから、逆に言うと3時間以上時間を必要とするケースはないと思う。普通に見て回ったら1時間程度だと思う。


●本丸御殿を復元する工事が始まります
2009年から本丸御殿を復元する工事が始まるらしい。この工事が始まると、名古屋城が一番綺麗に眺められるエリアが工事中になってしまう。この時期に観光に行く人は注意。詳細は公式ホームページとかで調べてください。
あと、本丸御殿が復元されたら目茶苦茶混むことが予想できるので、静かに観光したい人は今がチャンス。逆に、本丸御殿が復元されてから観光しに行くのも良いかもしれない。

●ぶっちゃけ名古屋城ってどうなの?
名古屋城 - Wikipediaを見ればわかるとおり、今ある名古屋城は鉄筋コンクリートでできた、「城の形をしたビル」だ。見た目は一見お城だけれども、一歩中に入れば博物館・テーマパークという感じ。例えるならナンジャタウンぽい。
多分、そういう雰囲気を眺めて「つまらない」「白けた」という感想を持つ人が多いんじゃないかと思う。実際、ちょっとちゃかしすぎだよな、と思った。悪い意味で観光地的すぎる。

ただ、名古屋城自体はエメラルドグリーンの屋根で、とても綺麗な風景であることは間違いない。デザインが良いだけに、燃えてしまったのが悔やまれる。

●城以外に見る価値アリ
名古屋城本丸は戦火で燃えてしまったけれども、周りにある門とか蔵とか櫓とかは現存している。それらは、重要文化財で味わい深い風景を醸し出している。ただ、観光していて思ったのは、みんな重要文化財な周辺建築物をことごとくスルーしている点。いってみれば、城本体よりも周辺建築物のほうが文化的に重要なわけで、是非じっくり観光してもらいたいところだ。

これは、重要文化財の門。近くで見ても遠くから見てもなかなか良い感じ。けれども、城を早く見たいということもあって、全員スルー。この門の前で写真を撮っていた人はいなかった。


手前が櫓(やぐら)。奥が名古屋城。手前は重要文化財、奥は単なる鉄筋コンクリートのビル。

名古屋城の戦中の話に出てくる非常に重要な建物、乃木倉庫。名古屋城が米国B29の焼夷弾によって焼かれる直前に、本丸や本丸御殿に存在していた絵画等をこの乃木倉庫に避難させていた。そのため、名古屋城自体は燃えてしまったけれども、その多くの重要文化財は守られたという話がある。
この倉庫、この写真にあるとおり、木に囲まれてとても良い感じ。この写真の風景は名古屋城で一番好きなものだった。

名古屋城と第二次世界大戦は切っても切り離せない話だけれども、この御殿椿がなかなかいい話。写真の通り看板に解説がある。
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御殿椿
江戸時代から 本丸御殿南の庭にあった尾張藩秘蔵の銘椿で3月中旬から4月上旬に白八重大輪の花を咲かせる。
原木は昭和二十年の空襲で消失したかと思われたが、焼けた幹の下から再び新芽が伸び復活した。
この木は昭和三十年頃に原木から接ぎ木、育成したものである。
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●まとめ
名古屋城を訪れると、焼失の悔しさを感じる。実際そういうことを感じさせる展示物が多くて、名古屋城が燃えている瞬間の写真とかも飾ってあった。「形あるものは、いつかは壊れる」「歴史の移り変わり」とかそういう言葉を連想しながら展示を眺める感じだった。
千葉出身の僕でさえ、一日でそういう気分になったんだから、名古屋の人はさぞ無念だろう。実際、戦後あっという間に復元された。
金の鯱を実際に眺めると、空に輝くそれはとても印象的だ。あの輝きは実際に見ないとわからないな、と思った。
名古屋城は、当時の日本の状態から考えれば、ああいう作りになってしまってもしょうがないと思う。来年から始まるという話の本丸御殿は是非、内装も含めて歴史に忠実な味わいのあるものにして欲しい。しっかりとしたものを作れば、それが例え復元だとしても数百年後にはちゃんとした遺産だ。

名古屋城は、あまり評判が良い観光地でなかったので、行くかどうか迷ったけれども、行ってみてとても良かった。市内からも近いし、名古屋近郊での一番最初の観光地としてはいいんじゃないだろうか。

地下鉄の駅の入り口も忘れずに。いっそ、名古屋城駅にすればいいのに。


2008年4月23日 (水)

名古屋近郊の観光情報についてのまとめ

用事があって名古屋に行くことになった。そこで、せっかく名古屋に行くなら名古屋近辺の観光地をめぐって楽しみたいなぁと思ったので、「名古屋 観光情報」という感じで調べてみた。
ところが、これがなかなか良い感じの情報が見つからない。ネットで見つからないから、ガイドブックも探してみたけれども、載っているのはグルメ情報ばかり。
強いて言えば「動物園」「水族館」「遊園地」といったものは見つかる。けれども、わざわざ名古屋にある動物園やら水族館やら遊園地に行きたいとは思わない。旭川動物園とか美ら海水族館とかなら行きたいけど、名古屋じゃね。

ところが、名古屋市内という発想を転換して、名古屋近郊、というように考えて探したらいくつか魅力的な場所を見つけた。ということで、いくつか見つけたものをまとめた上で、自分が行って体験した観光地について、詳細にレポートしたい。


●名古屋市内のホテル事情
流石に巨大なビジネス街ということもあって、ビジネスホテルが非常に充実している。どうせ名古屋近辺には魅力的な温泉なんかはないわけで、割り切って普通の激安ビジネスホテルに泊まってしまうのが良いと思う。僕はじゃらんで探して、一泊3,400円のホテルに泊まった(施設詳細[名鉄イン名古屋金山]-じゃらんnet)。普通に綺麗で朝食付きのホテル。

●ぐるめ、食べ歩き
名古屋といえばまさに、食べ歩きが楽しみ。
モーニング喫茶リヨンで朝食を食べる

●名古屋市内
なんだかんだといって名古屋市内で観光を楽しめればベストだ。
僕が注目したのは下記2つ。
・名古屋城(→このブログのレビュー記事)
・徳川園

●岐阜
関東に住んでいると知らなかったりするけど、名古屋市と岐阜市は凄く近い。東海道線で25分くらい。だから、名古屋観光と同じ感覚で岐阜観光が出来る。もちろん、日本海和賀の岐阜は遠いけど、岐阜市方面なら、本当に近い。地下鉄で名古屋市内を回るより近いかも。名古屋から近い岐阜の観光地は下記4つ。
・岐阜城
・川原町界隈
・鵜飼
養老鉄道養老線(旧名鉄養老線)に乗って、養老へ観光しに行く
旅行・観光レビュー&感想ブログ: 養老天命反転地は自然に囲まれた気持ちが良くて楽しい公園
養老の滝は散歩をしながら自然を楽しめる観光地

●犬山市
千葉育ちの自分はつい先週まで犬山という地名を知らなかった。けれども一度訪れたら好きになってしまった。凄く魅力的な観光地。これも名古屋から電車で30分程度でいける。全然近い。あと、電車は基本的に空いているから座っていける。犬山は沢山の観光地、国宝、重要文化財を持っているから、もしかしたら、犬山で宿泊してもいいかもしれない。ただ、名古屋市内のビジネスホテルは激安だから、毎日犬山に通っても良いかも。犬山の有名なものを列挙すると
旅行・観光レビュー&感想ブログ: 犬山城は日本人なら一度は訪れたい、そんな感慨深い観光地
・有楽苑と如庵
・明治村
・リトルワールド

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