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東北

2007年10月 4日 (木)

花巻にあるイギリス海岸に行く

●概要
花巻は正直なところ観光するところが少ない。僕は宮沢賢治目的で訪れたのだけれども、博物館は1、2時間で観光し終わってしまうので午後が暇になる。そこで、イギリス海岸に行ってみることにした。


●場所
ちょっとわかりにくいところにある。観光なら車で行くことになると思うけれども、イギリス海岸のすぐ近くに駐車場があるのでそれを利用するのがお勧め。
駐車場は普通の住宅街みたいなところにあるので一瞬迷うけど、入っていくとちゃんと駐車場がある。

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●詳細、感想
普通に綺麗な景色というのが率直な感想だ。ただ、イギリス海岸目的で花巻に来るというのはお勧めじゃない。まあ、いないと思うけど。
綺麗だけれども、まあ、普通の景色かなという印象だった。
ただし、僕は水が覆い時期だったのでいわゆるイギリス海岸風の景色を楽しめなかった。僕は地元の人間じゃないからよくわからないけれども、ネットで調べる限りでは水が少ない時期というのはかなりレアらしい。あんまり期待しない方が良いのかも?事前に確認できる手段とかが花巻市のホームページにあれば良いんだけどなー。

逆に、花巻に訪れたなら見ておいた方が良い景色だと思う。
2つの川が交差するポイントで普通に綺麗だからだ。
この写真は、交差ポイントの部分。ちょうど岩があって、水の色が違っていて面白い景色だ。


●観光時間
どんなに粘っても1時間、まあ、普通の人なら10分程度の観光時間だと思う。
遊歩道があって、ゆっくり往復すると30分くらいかな。


●まとめ
花巻を訪れて車があるなら訪れる価値のあるばしょだと思います。花巻観光は博物館とか記念館とか施設中心になりがちなので、イギリス海岸で風景を楽しむと息抜きになって良いかも。


●関連記事
花巻温泉郷の鉛温泉である藤三旅館自炊部に宿泊する

2007年10月 1日 (月)

新渡戸稲造生誕の地

●結論から言うと
銅像があるだけです。公園っぽくなっているけど、花壇が並んでいる感じ。公園って言うか、休憩所みたいな感じです。よほどの新渡戸稲造マニアじゃない限り、ここを目的に盛岡に来る人はいないとは思いますが、、。頑張っても3分くらいで観光し終わります。


●でも僕は観光しました
盛岡で一泊することになっていたんですね、予定で。で、ガイドブックを眺めながらぶらぶらしようかと思っていて、最初岩手公園に行ったんですけど、何もなくて、、で、、どうしよう、、何か見るものないかな、、と思ったら地図に「新渡戸稲造生誕の地」ってあったので観光してみようと思った次第です。


●交通
盛岡駅からは結構遠いです。歩いていくのは結構しんどいかと。バスで岩手公園まで行って、岩手公園を散歩しつつ新渡戸稲造生誕の地まで歩いていくのが良いと思います。


拡大地図を表示


●詳細
こんな感じの広場です。

こんな感じの銅像がみられます。


●観光ポイント
地理的には、じゃじゃ麺の「白龍」とかわんこそばの「東屋(あずまや)」が徒歩圏内です。なので、食事が終わった後の腹ごなしに散歩がてら訪れるというのはありだと思いますよ。


●関連記事
盛岡でじゃじゃ麺を食べたい - 白龍の本店に行く

2007年9月28日 (金)

アンダンテ(安暖庭)は食事が美味しい八幡平のペンション

●概略
アンダンテ(安暖庭)は凄くオススメのペンションだ。僕は、八幡平を観光する際に一泊したかったのでこのペンションを利用した。八幡平は盛岡から直接日帰りで往復もできるが、すぐ近くで一泊した方がゆっくりできる。
逆に、八幡平以外にはこれといった遊ぶ場所もないので、アンダンテ(安暖庭)を利用したいからこの場所に来るというのは難しいかもしれない。


●交通
ちょっとだけ道に迷った。
オフィシャルホームページの地図をよく見て、できればプリントアウトしていった方が良いと思う。カーナビだけだと迷ってしまうかも。
電話番号をメモっておいて、迷ったら電話してしまった方が良いかも。

●特色
料理が凄く美味しいのが特色だと思う。多分これは誰もが美味しいと納得するんじゃないだろうか。しかも、バラエティ豊かなメニューだ。いわゆるハンバーグとかそういうのではなく、凝った料理が出てくる。楽しみがなくなってしまうと思うので会えて料理の写真は掲載しないでおくけれども、多分ビックリできると思う。
しかし、量が多いのが難点だったりする。もう、お腹がはち切れそうになってしまった・・(笑)
最後の一品まで楽しむためには、多少セーブしながら食事をした方が良いかも。
あと、オプションのアップルパイは凄く美味しい。夕食は量が多いから、朝食の時に頼むと良いと思う。食べたいときは事前に伝えておく必要がある。


次にお風呂。これは普通の広めの風呂場なんだけれども、お湯は温泉。いい匂いがするお風呂場で、下手なホテルの大浴場より気持ちいいと思う。ただ、過度な期待は禁物。

ベットは普通より少しぼろい感じだった。

●まとめ
良いペンションの条件は料理が美味しいか否かだと思う。あと、オーナーの人も普通に愛想がいい人だ。かといってこちらに介入してきたりせず、普通にプライベートを楽しめる感じ。
値段も普通のペンションのように安いし、八幡平で一泊したい場合は間違いなくオススメの宿だ。


●関連リンク
八幡平へレンタカーで行く

2007年9月27日 (木)

花巻温泉郷の鉛温泉である藤三旅館自炊部に宿泊する

●前提
このエントリはちょっと藤三旅館自炊部をバカにしたような書き方をしていますが、僕は藤三旅館自炊部が好きです。とても思い出深い旅館でした。藤三旅館自炊部はとても個性的な旅館だと思います。しかし、個性的であるがために、結構いろいろと凄いところが多いように思います。


●藤三旅館自炊部を選んだ理由
単純に安いからです。もちろん、安いだけならほかにもあるかもしれませんが、最高な温泉があってその上安いとなるとなかなかありません。藤三旅館には白猿の湯 | 鉛温泉 藤三旅館があります。説明文を引用します。

お風呂の深さは、約1.25mある立って入る珍しい温泉です。
立って入るお風呂は、立位浴と呼ばれ、全身にまんべんなく湯圧がかかり循環器系を整えるほか、血行促進にも効果があると言われています。

こんなことをいわれたら入ってみたいじゃないですか。しかし、普通の藤三旅館はちょっと高いです。けれども自炊部ならば1,580円で泊まれます。これは安い。ということで、僕は自炊部を選びました。しかし、それは想像以上に凄い経験をすることになりました。。


●交通
僕はレンタカーで行った。後述するとおり、近所のスーパーや食べ物屋に行きたくなるので自由に移動できる車があった方が良いと思う。花巻からは一本道でまず迷うことはない。ただ、藤三旅館は花巻温泉街の一番奥にあるから、ちょっと不安になるけれども、ずんずん車を走らせればOK。
このページ(アクセス | 鉛温泉 藤三旅館)を見ると無料シャトルバスもあるみたいだけれども、本数はもちろん少ない。


●詳細
自炊部と普通の旅館は廊下は繋がっているけれども、入り口が違う。この看板が分かれ道。


旅館部は赤い絨毯が引いてある綺麗な廊下に対して、自炊部は学校の廊下みたいな感じ。


これは中庭。ちょっと廃墟みたい。


自炊部という名の通り、自炊をするための設備がある。これが自炊をするところ。

で、これがガスコンロなんだけれども始めて見て驚いた。これは10円玉を入れると瓦斯が出てくるようになっている。


拡大写真。僕はこのガス設備を見ただけでこの旅館に来たかいがあったと思った。


一応お皿とかフライパンとかもある。でも、僕は利用する気になれなかった・・。


●ぶっちゃけ自炊部で自炊できるかどうかについて
僕は自宅で毎日自炊をしている。料理をするのは大好きだし、得意だと思う。けれども、ここで自炊はできないなと思った。なんていうんだろうか、写真じゃわからないけれども、雰囲気が凄い。なんていうんだろうなぁ。
あと、この旅館に住み着いているような感じの年配の方が結構沢山いる。その雰囲気に僕がなじめなかったのもあるかもしれない。
ちなみに洗濯機とかもあって、電気がコイン式になっている。コインランドリーじゃなくて、コンセントの部分にコインを入れる普通の洗濯機だ。これも変わっているなぁと思った。
んで、食材は旅館で売っているんだけれども、正直なところあまり食欲をそそるような材料はなかった。まあ、このあたりは好みの問題だと思うけれども。
僕の感想を述べると、自炊部で自炊をするのはオススメできない。勢い余って材料とかを買いそろえてくるとあとに戻れないので、安い旅館として宿泊するのが良いと思う。


●食事はどうするか
自炊部でも注文をすれば食事を出してくれる。けれども、この旅館の食事はあまりお勧めできないようなものだった。僕は近隣の旅館(花巻南温泉峡 大沢温泉)の食堂に食べに行った。この大沢温泉の食堂は外部の人でも気軽に入れるようになっていてオススメ。藤三旅館の一個手前(花巻方面)の旅館だ。とても美味しかった。
ちなみにこの大沢温泉にも自炊部があるのだけれども、とっても綺麗な自炊部だった。大沢温泉自炊部なら自炊ができるような気がした(笑)


●白猿の湯について
これはもうとても面白くて気持ちが良い温泉だった。このタイプの温泉はこの旅館にしかないわけだから、ぶっちぎりでオススメである。


●まとめ
サバイバルな雰囲気で旅館に泊まるのが楽しめる人ならば自炊部はとてもオススメだ。秘境な感じがしてとても楽しい。ただし、客室はとても古く、鍵も釘を穴に差し込むだけだったりと我慢できない人もいると思う。普通に綺麗な旅館に泊まって、白猿の湯だけを楽しみたいのならば、普通の旅館部の方を予約した方が良いと思う。
ただ、色々書いてきたけど自炊部、オススメですよ(笑)


●関連記事
花巻にあるイギリス海岸に行く

2007年9月26日 (水)

浄土ヶ浜は凄く楽しい、そして綺麗な海

浄土ヶ浜は楽しい。そして、本当に綺麗な海岸だ。そして、その綺麗というのも沖縄とかハワイにあるようなビューティフルというものではなく、和を感じさせる綺麗さだ。日本を感じさせる。そして、心から興奮できるくらい楽しい、そんな浄土ヶ浜はぶっちぎりでオススメの観光地。交通の面で難があるのは確かだけれども、是非とも頑張って足を運んで欲しいところだ。


●交通
☆電車で行く場合
浄土ヶ浜を観光するのに一番のネックになるのが交通だ。
とにかく遠い。
岩手県民ですら観光するのが困難なんじゃないかと言うくらい難しい場所にあると思う。
具体的には、盛岡から山田線で浄土ヶ浜の最寄り駅である宮古駅に行くまで2時間かかる。しかも、本数が少ない。どれくらい少ないかというと、1日に8本くらいしか運行していない。一本乗り過ごしたら2〜3時間待たないといけないのだ。
だから、盛岡から浄土ヶ浜に電車で行く場合は、結構綿密に計画を練る必要がある。まさに分単位のスケジュールだ。
ちなみに、電車で宮古駅に行くには2つのルートがある。1つは盛岡から岩手県の上の茂市駅経由の行き方。もう一つは花巻から釜石経由で行く方法だ。僕は花巻で観光をしたあとに浄土ヶ浜に行ったので、こっちのルートを利用した。観光予定地と時刻表とを見比べてベストなルートを見つけると良いと思う。

僕は電車が大好きだから、山田線を満喫した。


☆バスで行く場合
僕は電車で行ったので、バスで行く場合の具体的な話を書くことはできないけれども、盛岡からならバスの方が運行本数が多いので便利かもしれない。料金も電車が「3,260円」に対して、バスは「1,970円」と安い。ただ、交通時間はほとんど同じ。詳細は岩手県北バスのページを見てください。
岩手県北バス
このページを見ると、東京・宮古間直通バスが運行していたりするので、長時間のバスが苦痛でなければ安くて良いかも。


●浄土ヶ浜(宮古)を楽しむために必要な観光時間
あとで詳しく書くけど、浄土ヶ浜自体は結構サクッと観光できる。僕は3時に宮古駅に到着して、6時発の山田線で宮古駅を出発した。宮古駅から浄土ヶ浜まではバスで片道20分だから実質2時間程度浄土ヶ浜に滞在したことになる。この2時間で十分僕は楽しめたと思っている。もちろん、凄くじっくりと浄土ヶ浜を観光したり、海水浴を楽しむならば話は別だけれども、浄土ヶ浜を楽しむ最短時間の参考値としてしてみてください。
宮古駅と浄土ヶ浜を結ぶバスは本数が多いので心配はいらない。けれども、終電が早いので注意が必要。夕方の5時前には終わってしまう。詳細は岩手県北バスの一般路線の項目から宮古、浄土ヶ浜路線を探してみてください。


●観光のアドバイス
上記で述べたとおり、浄土ヶ浜で遊ぶ時間というのは案外短い。そして、浄土ヶ浜以外で宮古で遊べるところと言うのはそんなに多くないと思う。レンタカーがあれば景色の良い場所へふらりと寄ることもできると思うけど、電車&バスだとそうはいかない。となると、浜で遊ぶだけになるわけだ。となると、一日中浜で遊ぶという訳にもいかないから、結構時間が余ると言うことになる。
そこで僕は浄土ヶ浜近辺の観光地にも足を運ぶことをオススメする。いくつかの提案プランを列挙すると
・花巻で宮沢賢治博物館を午前中に観光して、夕方浄土ヶ浜で美しい夕暮れ時を観光する
・浄土ヶ浜を午前中、夕方は龍泉洞に移動して鍾乳洞を観光する(参考: 龍泉洞に鍾乳洞を見に行く)
・釜石&浄土ヶ浜のダブル海岸線コンビで海を堪能する
・遠野&浄土ヶ浜のコンビ(ただ、遠野は短時間観光は難しいかも)


●どう楽しいのか
浄土ヶ浜は遊覧船が凄く楽しいのだ。単刀直入に言うと「ウミネコ」が凄く楽しい。言葉で書いても伝わらないだろうから、写真を先に紹介する。

これが乗る遊覧船。綺麗な海で、綺麗な景色を楽しむというのはもちろん当たり前。

遊覧船が出発すると、船の周りはウミネコの大群。もう、船の周りに凄くたくさんのウミネコが人間があげる餌に群れる。これは、本当に凄い。

ウミネコは人間が餌を差し出すと凄い勢いで突っ込んでくる。もう、入れ食い。この写真は偶然じゃなくて、もう常にこんな状態。パンを手から奪っていった瞬間を撮影してみたのだけれども、どうでしょうか。


こんな感じで、ウミネコに餌をあげるのがとても楽しいのです。船の上で餌が販売されているから、絶対に買ってみてください。もう、餌をあげないなら浄土ヶ浜を観光する意味なんてないと断言できます。
そして、ウミネコの白い色が浄土ヶ浜の蒼い海と合わさってとても綺麗なんです。真っ青の景色に白いコントラストが本当に本当に綺麗で、こういうのは浄土ヶ浜でしか味わえないと思う。

ところで、この海猫に餌をあげるのはとても楽しいのですけれども一つデメリットがあって、餌をあげるのに夢中になってしまって、景色を見るのを忘れてしまうんですね、、(笑)
しかし、景色は最高に綺麗なので、「あ、景色も楽しまなきゃ。でもウミネコも楽しい、、」という状態になること間違いない感じです。


●もちろん景色も一級品
浄土ヶ浜はただ単に蒼い海があるだけじゃなくて、和のテイストがあるのが好きです。海岸がリアス式になっていて、岩が多いんですね。で、島がある。島もなんか盆栽というか箱庭というかそういう感じでとても絵になっている。
どうでしょうか、この写真みたいな光景、僕は好きです。

浄土ヶ浜自体は石の海岸です。砂浜じゃないです。それがまた綺麗なんですね。石ころが真っ白なんですよ。丸くて綺麗な真っ白な石ころが、真っ青な海のコントラストになっていて綺麗。ウミネコも白が良かったですが、浜辺も白でとても良いです。
そして、浜辺から海を見ると島があって、海があってととても調和がとれている。写真だとうまく伝わらないと思うんですけれども、本当に雰囲気がいい海岸だと思います。


●海水浴を楽しむのもよさそう
僕はGWに訪れたので無理でしたが、オフィシャルページによると海水浴も楽しめるみたいです。
宮古市役所 [ 浄土ヶ浜 ]
暑い時期に観光するならば、是非とも水着を持って行けば最高の海で海水浴を楽しめそうです。いいなぁ。


●まとめ
今回は浄土ヶ浜を大プッシュさせて貰いました。海をテーマにした観光地は沢山あると思いますが、浄土ヶ浜は他にはない素晴らしいものを沢山持っている貴重な海だと思います。ウミネコや自然が作った珍しい岩の芸術作品、綺麗な浜辺、どれもこれもが最高です。
交通の便が悪いのが残念ですが、逆に言うとだからこそ綺麗な海が残っているのかもしれません。
和を感じて日本人で良かったなぁと思えるような海だと思いますので、是非とも一度は足を運んでみると良いのではないでしょうか。

●関連記事
龍泉洞に鍾乳洞を見に行く

2007年9月20日 (木)

龍泉洞に鍾乳洞を見に行く

●龍泉洞に鍾乳洞を見に行った理由
(僕は東京に住んでいるという大前提で読んでください。)
とにかく鍾乳洞を見に行きたかった。人生で一度も見たことがないから、一度でも見ておきたいと思っていたわけだ。せっかく見に行くなら一番良い鍾乳洞を見に行きたい。
ということで日本三大鍾乳洞のうちのどれかに行くことにした。
日本三大鍾乳洞は「龍泉洞(岩手県)」「秋芳洞(山口県)」「龍河洞(高知県)」だ。さて、どれに行こうと考えたのだけれども、「秋芳洞(山口県)」「龍河洞(高知県)」は交通の便が非常に悪く、また、東京からは遠いためかなり行くのが辛い(と感じた)。
その為、東京から一番行きやすいと思った「龍泉洞(岩手県)」を選んだわけだ。


●一番の悩みどころ、交通
龍泉洞に行く最大の悩みは、どうやっていくかだと思う。とにかく交通の便が悪いのだ。まさに陸の孤島と言っていいだろう。いくつか手段があるので、列挙してみる。
・盛岡から高速バスで行く
一番簡単なのが高速バスで行く方法だ。
ちなみに僕はこの方法で帰ってきた。
盛岡−岩泉(龍泉洞)
朝から夕方までまんべんなく運行されているので、計画も立てやすいと思う。バスからの眺めも結構良い。オススメは途中にある早坂高原に寄ってみること。暖かい時期ならとても綺麗な景色が見られると思う。早坂高原自体はそんなに見て回るところもないから、二時間もあれば十分楽しめる。だから、高速バスから降りて、次の便まで散策するというのがベストだと思う。
↓の写真は早坂高原で撮影した、ふきのとう。僕はゴールデンウィークに行ったから雪がまだ積もっていた。楽しむなら五月後半以降が良いと思う。GWはまだ早い。というか、雪が積もっていると実質的に何も観光できないので注意して下さい。


・盛岡から山田線&岩泉線に乗っていく
ちなみに僕はこの方法で行った。
難易度的にはかなり高いけど、ある意味オススメのルート。
岩泉線 - Wikipediaを見て貰えばわかるように、廃線一歩手前の電車である。その為、本数も朝と夜しかなく、一日に三往復のみだ。
しかも、盛岡からだと始発に乗っても朝の岩泉線には乗れない。つまり、盛岡から電車で行こうとすると、絶対夕方着になるわけだ。しかも五時間くらいかかる。
でも、力強く主張したいのだけれども、岩泉線に乗って龍泉洞に行くという体験は非常に良い思い出になること間違いナシだ。うまく旅行の日程を組んで、是非チャレンジして欲しいと思う。
ちなみに、夜に岩泉駅に到着する頃にはバスも終わっているので、タクシーに乗る必要がある(駅員さんに頼めば呼んでくれる。とてもいい人でした)。


・宮古 or 盛岡からレンタカー
僕はこの方法を実践していないから空想の記事です。
盛岡からレンタカーというのはちょっとキツイだろうなぁという印象。かなり長時間走ることになるし、山道だ。まあ、運転するのが好きな人には良いかもしれない。
逆にアリだなぁ、オススメだなぁというのが宮古からレンタカー。
まず一日目は宮古で観光する。レンタカーがあれば宮古もかなり楽しめると思う。そして、二日目にそのまま車で岩泉までいくわけだ。電車だと結構遠い岩泉-宮古間だけれども車だと40kmくらいでとても近い。
凄く良いと思う。
僕もこの方法で行けば良かったと言ってみたりして。


・岩泉は車があると便利
龍泉洞のみなら、バスやタクシー、電車で何とかなるけど、例えば「安家洞」に行きたいなと思ったら車がないと無理。あと、「氷渡洞(要予約)」とかも。岩泉の観光情報はようこそ岩泉町のホームページへに詳しい。


・宿泊・旅館
高速バスやレンタカーで頑張れば日帰りで龍泉洞を楽しむことは十分可能だと思うけど、僕は岩泉線で行ったということもあって一泊した。そのとき利用したのが龍泉洞温泉ホテルだ。それなりに安いのと、何よりも龍泉洞から徒歩圏内というのがいい。
アドバイスとしては、この旅館自体は古くてショボイ。温泉ホテルと書いてあるけど、温泉もショボイ。だからこそ唯一豪華な貸切風呂を予約するのは必須だと思う。旅館ではゆっくりと良いお風呂につかりたいと思っている人は、是非貸切風呂を利用してみてください。じゃないとガッカリするよ。

ちなみに、下の写真はホテルから龍泉洞に行くまでの間の道のりだけれども、この川がとても、とっても綺麗で感動した。この川を眺めつつ、時には川で遊んでみたりしながら龍泉洞に行くという体験はこのホテルに泊まるからこそできる体験だと思う。
もちろん、ホテルに泊まらなくてもこの道は歩けるけど、わざわざ来ないし、気づかないよね。
あと、途中で落石のため道が封鎖されているけど、僕は乗り越えて散策した。自己責任で楽しんでみてください。

岩泉町にある宿泊旅館リスト(from 岩泉町オフィシャルサイト)


●龍泉洞の観光
龍泉洞はオフィシャルには一時間くらいで観光できると言われている。現地の人に聞くとそういう答えが返ってくると思うし、実際普通に歩いて観光するとそれくらいだと思う。
でも、じっくり観光しようと思ったらいくらでも長居ができたりする。
「美術館とかはじっくりと楽しむタイプ」というような人は、時間を沢山準備しておいた方が良いと思う。ちなみに僕は三時間かけて観光した。
途中の川でも遊んだこともあり、ホテルを出たのが10時で龍泉洞から出たのが13時30分だった。参考までに。


龍泉洞内は、結構傾斜がきつくて狭い階段がある。もちろん普通の健康な大人や子どもなら楽勝だけれども、体力がキツイ方は、ちょっと大変かもしれない。


●龍泉洞のみどころ
龍泉洞は鍾乳洞なんだけれども、一番の見所は「水」だと思う。とても綺麗な水。神秘的な水。怖い水。深い水。暗い水。明るい水。早い水。止まった水。そして、美味しい水。水のいろいろな姿が一度に楽しめるのだ。龍泉洞の感想を聞いたら誰もが水の話をするのではないだろうか。
逆に、鍾乳洞そのものを期待するとちょっとだけガッカリかもしれない。僕は龍泉洞以外の鍾乳洞を見に行ったことがないから断言できないけれども、テレビとかで見るいわゆる凄い鍾乳洞みたいなものは、龍泉洞には少ない(誤解のないように言っておくと、もちろん洞窟全体が鍾乳洞だし、綺麗。ただ、圧倒される鍾乳洞群ではないと思う。まあ、そんな鍾乳洞が日本にあるかどうかは知らない)。
龍泉洞の僕の解釈は「水が印象的な、鍾乳洞がある神秘的な洞窟」という感じだ。


●早坂高原にトンネルができるらしいけど
盛岡と岩泉を繋ぐ道にトンネルができるらしい。このトンネルができると早坂高原をスルーして岩泉に行ける。まあ、便利なんだろうけど、夏場の観光客的には早坂高原を通った方が有意義なんじゃないかなぁ?


●まとめ
交通手段という条件を無視すれば、文句なしにオススメの観光地だ。一生の内に一度は見ておくべきなんじゃないか。龍泉洞の楽しさは写真じゃわからない。目で見て、肌で感じる、それが重要だと思う。洞窟に入った瞬間の温度が下がる寒い感じ、そういうのが大興奮だ。
龍泉洞には龍泉洞本体と龍泉新洞科学館という2つの洞窟を楽しめる。結構ボリュームもあるし、まさにここでしか味わえない観光地だと思う。
うまく旅行スケジュールを考えて、楽しんでみてください。
あと、岩泉町&龍泉洞のホームページは前時代的でとても閲覧しにくいけれども、貴重な情報がぎっしりと詰まっているので、旅行前に一通り目を通しておくのをオススメします。

●参考
岩手県岩泉町/龍泉洞のホームページ
ようこそ岩泉町のホームページへ

2006年9月25日 (月)

乳頭温泉郷にある孫六温泉に行く

衝撃の連続だった…、孫六温泉を一頃で言うとこうなる。
乳頭温泉郷の一番奥の奥にある孫六温泉。それはびっくりすることの連続だった。孫六温泉に行くには、それなりの覚悟をした方がいいと思う。けれども逆に言えば、乳頭温泉郷に行くなら、孫六温泉しかないだろうと思う。
それくらい個性的な温泉が孫六温泉だ。
詳しくは知らないけれども、少し昔まで孫六温泉には電気が通っていなかったらしい。今もその名残があって、各部屋には白熱電球1つしかない。冷房も扇風機も冷蔵庫もテレビもちろんない。部屋を含めて、そこら中にアブが飛んでいる。玄関を出れば蛇もいた。
そして一番凄かったのが温泉だ。昼はいいだろう。問題は夜。
露天風呂といえば響きがいいけれども、孫六温泉の夜の露天風呂は恐怖そのもの。虫や獣がいる中、明かりもほとんどない中で露天につかる恐怖といったら、お化け屋敷の比ではない。マジ恐怖!
ってか、温泉に行くまでも結構怖い。孫六温泉の温泉は全部寝る場所とは少し離れたところにある。つまり、一回玄関を出ないといけないんだけど、夜は真っ暗なんだよね。
んで、脱衣所とかも電気はあるものの、白熱電球1つみたいな。で、屋内の温泉も、これがまた怖い。掘っ立て小屋みたいな作りで、白熱電球が1つしかないから、湯船の底が見えない。
言葉通り“震えながら”お風呂に入った感じ。
虫が怖かったり、暗いのが嫌いだったりする人は来ない方がいい。マジ恐怖。
まあ、出来る限り昼間のうちに温泉に入っていた方がいい。
けど、混浴ばっかりなんだよねー。そして、露天は外から丸見え。
昼間は別の意味で怖い。
丸見え露天。

孫六温泉の特徴として、乳頭温泉郷にある他の温泉は車道のすぐそばにあるのに対して、歩いていかない山道の奥にあるというポイントがある。だいたい10分から15分くらいの距離にある。この途中の道が結構綺麗で、楽しい。が、街頭は一切ないため、夜は歩けない。

ちなみに、星空がとても綺麗だった。

◆晩ご飯について
晩ご飯は普通においしかった。ガイドブックに載っているとおり、きりたんぽ鍋も食べられた。ご飯は食堂みたいなところで、みんなで食べる。

◆部屋について
さっきも書いたとおり、白熱電球1つ以外何もない。
しかし、8月の中旬に行ったにもかかわらず、あんまり暑くなかった。近くに川が流れているせいか、夜は結構涼しいくらい。
冬はストーブを貸し出してくれる(有料@1000円)。

◆どうやっていくの?
多くの人は車で来ているっぽい。
僕はJR田沢湖駅からバスできた。
バスは1時間に一度朝8時頃から夕方の5時頃まで1時間おきに走っているから便利。
最初は夕方の5時までしか走っていないのが不便だなぁと思っていたけれども、5時以降は暗くなってしまうため、該当がない乳頭温泉郷では歩くのさえ困難な状態になるから当たり前のダイヤだと思う。
車で行く場合も、日があるうちに訪れた方がいいと思う。
後、僕は夕方ギリギリに到着したけれども、出来るならば早めに到着した方がいいと思う。乳頭温泉郷のいろいろな宿の温泉を回るのが楽しいと思うからだ。僕はこれが出来なくて非常に後悔。


◆総評
怖いとか何だとか書いてきたけれども、なんだかんだといってお薦めなのは間違いない。
過ぎ去ってしまえば、あの恐怖もいい思い出。
暗闇の中で、恐怖を感じながら温泉に浸る機会というのも他ではあんまりないんじゃないだろうか??


孫六温泉に行く途中の道。
Magoroku_way


孫六温泉の本体。旅館の部分。孫六温泉はいくつかのパーツにわかれている。
Magoroku_front


孫六温泉の寝る部屋。まあ、何もない畳の部屋。
Magoroku_room


孫六温泉は、旅館と温泉が徒歩30秒くらいの距離で離れている。
で、看板。
Magoroku_board


温泉がある建物。
内湯用の建物で、内湯のすぐ隣が露天風呂になっている。
この写真でわかるとおり、ござで少し隠れているけど、全然隠れていなくて、丸見え。
Magoroku_onsen


で、この温泉が夜はこんな感じになる。
恐怖感が伝わるだろうか???
Magoroku_night


(参考)
乳頭温泉郷に行くなら、田沢湖もついでによるととてもいいと思う。
同じバスで行けるし、レンタカーでも便利。
旅行・観光レビューブログ: 秋田の田沢湖を観光する

2006年9月23日 (土)

八幡平へレンタカーで行く

八幡平頂上付近は湿地帯があったり、沼があったりととても綺麗なところらしい、ということで、レンタカーを借りて行ってみた。

八幡平頂上に行くには、レンタカーかバスしかないのだがバスは一日に3本しかなく、現実的ではない。よって、レンタカーを強くお薦めする。
八幡平へ行くに当たって、Webで情報を集めてみたのだけれども、あまり存在しない。
そのため、観光協会オフィシャルホームページを参考にして、直接観光協会へメールで聞いてみた。
八幡平市観光協会の八幡平頂上付近の解説ページ

(質問1)八幡平市観光協会の八幡平頂上付近の解説ページにかかれている黒谷地湿原コースというのに興味があるのですが、「若干の体力と装備が必要です。」とかかれています。実際のところ、どのくらい大変なのでしょうか。また、具体的にはどのような装備が必要なのでしょうか。

黒谷地バス停から黒谷地展望台までは木道がついており、歩きやすくなっていますが、黒谷地から源太森にかけては石がごろごろしている登りの道なので、歩きにくいです。
特に特別な用具などは必要ありませんが、軽い散策のつもりでお越しになるとちょっとつらいかもしれません。

んで、実際に行って散策してみた感想。
いわゆる湿地帯用の板が張ってある箇所もあるものの、岩がむき出しで、立体アスレチックぽいところもある。まさに、石がごろごろしている登り道だった。途中、50代くらいの女性がいたが、あきらめて戻っていた。しかし、普通に元気な10代、20代、30代なら楽勝だと思う。 小さな子供がいるならやめた方がいい。
ちなみに、特別な装備はいらないと思う。普通の運動靴なら楽勝。でも、ハイヒールは無理があると思う。

(質問2)黒谷地湿原コースや黒谷地湿原・茶臼岳コースでは、行くときに最寄りの駐車場に車を止めると、帰るときにどうすればいいのでしょうか。つまり、スタート地点とゴール地点が遠く離れているため、スタート地点に車を止めると帰ってこられないように思います。

黒谷地バス停に車を止めて、黒谷地バス停から源太森を通り、八幡沼、見返峠を通り、山頂のバス停(レストハウス)までという散策コースでは約2時間です。
そして頂上から黒谷地を通るバスに乗車してください。
頂上出発のバス時間は12時30分、14時30分、15時15分黒谷地バス停までは5分です。
黒谷地バス停には5〜6台の車をとめることができます。

実際この回答通りだ。
バスは3本しかないため、かなりリスキー。
僕はあきらめて、黒谷地湿原コースを途中まで行って、帰ってくるという往復作戦で観光した。

(質問3)バスの本数が少なくて不安です。実際のところはどうなんでしょうか?

おっしゃるとおりバスの本数は少ないです。
散策が目的であれば盛岡駅前乗り場9時40分発の自然散策バス(高速)が便利です。
料金が安い上(1,000円、路線バスは1,320円)に、記念品(クマ鈴)と、山頂での無料ガイド(約3時間)がついています。
帰りは山頂バス停発15時10分、盛岡駅着17時5分です。
通常の路線バスは盛岡駅発9時47分、10時47分(途中乗り換えあり)、12時12分(乗り換えあり)の3本です。
もし、乗り遅れた場合は最寄のタクシーをご利用下さい。
(八幡平観光タクシー0195−78−2210)
散策後は松川温泉、または八幡平温泉郷へのご宿泊もお勧めです。


(質問4)どれくらいの観光者が八幡平には訪れるのでしょうか?
観光入込みということですが、八幡平地域(旧松尾村)ということであれば
16年度のデーターで年間195万3千人、8月には28万9千人という数字が出ています。 (山頂でのデーターは取っていませんが、昨年度の散策ガイド案内数は5,000人を超えています。)

実際、観光客は凄く多かった。
ってか、かなり多い。
ゆっくり静かに自然を楽しみながら散策するという雰囲気にはなりにくい。
しかし、黒谷地湿原コースとかになるとぐっと人は少なくなるから、静かに散策できる。
季節にも夜だろうけど、八幡平頂上付近は人が多いのを覚悟した方がいい。

(質問5)天気ってどんな感じでしょうか?天気が悪いと楽しめないですよねぇ?
お天気についてはなんともいえません。6月中もすばらしい眺望が望める日もあれば、霧のためまったく視界の聞かないこともあります。
アスピーテラインの入り口に松尾八幡平ビジターセンターがありますがこちらでは大型スクリーンによって十和田八幡平の映像を見ることができますのでお天気の悪い日にはこちらに起こし下さい。八幡平市観光協会の事務所もこちらにあります。

ぶっちゃけ、天気が悪かったらそもそも八幡平にいけないと思う。
かなり上り下りが激しいカーブの多い坂道だから、危ない。
それに、苦労していったとしても絶対につまらない。
天気が悪いならあきらめた方がいいだろう。


◆八幡平頂上へレンタカーで行く方法
レンタカーで行く場合は、大きく分けて二つの選択肢がある。個人的はどちらでもいいと思うが、違いを検証してみる。
(1)盛岡駅からレンタカーを借りて行く
盛岡駅を拠点として観光するときには便利。ただ、盛岡市内を抜けないといけないのと、高速道路に乗らないといけないところがデメリット。高速道路の料金は片道900円。

(2)いわて沼宮内駅からレンタカーで行く
個人的なお薦めはこっち。駅前から自然が広がっていて、ドライブしていて楽しい。ガソリンスタンドも、目の前にあって、給油が楽というメリットもある。デメリットとしては、盛岡駅からさらに電車に乗らないといけないところ。新幹線ならあっという間だけれども、追加料金がかかる。ただ、僕は東北フリーパスを使っていたから、無料でこられた。

(1)、(2)ともに、かかる時間はあんまり変わらないと思った。次に行く場所とか、どこのホテルに泊まるかによって決めればいいと思う。

◆八幡平頂上へレンタカーで行くときの道について
当日知ったのだけれども、八幡平頂上へ行くには2つのルートがある。1つは樹海コース。もう一つはアスピーテラインコース。八幡平頂上へ向かう途中に分岐点があって、右に行くとアスピーテライン、左に行くと樹海コースといった感じだ。到着地点は同じだから、行きは樹海コース、帰りはアスピーテラインコースといったように両方のコースを楽しむのがお薦め。個人的には、樹海コースから行った方がいいと思う。
文章で書いてもわかりにくいから、Google mapで図示してみた。
このページを見てみて欲しい。
 => 八幡平周辺地図・解説

(1)樹海コース
名前の通り、森の中を走る感じ。上り下りが多く、カーブも多い。途中に川が流れていて、車を止めて立ち寄れるようになっている。川の水は当然綺麗で、楽しい。あと、途中に温泉とかもあるみたいだけど、僕は立ち寄らなかったからよくわからない。

(2)アスピーテラインコース
ずっと上り坂が続く感じのコース。上ったり下ったりということはない。眺めがよくて、あたりを一望できる。いわゆる景色を眺めながらのドライブという意味ならこっちの方が楽しいかも。ただ、登りだと景色があまり見えないから、帰りの下りの方がお薦めな気がする。頂上じゃなくて、黒谷地湿原コースとかを散策したいなら、アスピーテラインコースの途中にその入り口がある。

◆頂上に行くには結局どうすればいいの?
これが案外迷ったので書いておく。樹海コースとアスピーテラインコースと田沢湖へ行くための道が3つ交差しているポイントがあって、ちょうどそこに「八幡平山頂レストハウス」があって、そこが有料駐車場(450円だったはず)になっている。頂上に行くには、そこに車を止めて、歩いていく感じ。バス停とかもここにある。秋田県と岩手県の県境ポイントでもある。

◆八幡平頂上レストハウスについて
まあ、いわゆる観光地にある売店的なノリ。食堂もあるけれども、期待しない方がいい。というか、まあ、いわゆるおいしくないレストラン。カレーが無難だと思う。トイレや地図がもらえる。おみやげも買える。逆に言うと、ここ以外でご飯を食べることが出来ない。

◆レストハウスから頂上までの道のり(歩いた感想)
僕が訪れたときは、とにかく観光客が多かった。何が多いかというと、団体の観光客。観光バスに乗った団体さんが次々とやってくる感じ。んで、レストハウスから頂上に行くわけだけれども、結構急な坂道が続く。八幡沼・ガマ沼展望台コース[約40分・往復1.8km]を歩くと結構疲れる。40分と書いてあるけれども、途中写真を撮ったり、じっくり景色を眺めたりしていたらもっと時間はかかる。
景色はガマ沼が綺麗。しかし、このコースは派湿地帯が一切ないから注意。僕は湿地帯を歩いてみたいと思って訪れたからちょっとショックだった。八幡平のガイドブックにはたいてい、板の上を歩く写真が掲載されているが、あれはこのコースには存在しないから注意したほうがいい。

◆八幡平頂上について
八幡平頂上はびっくりするくらい何もない。何もないのは当たり前なんだけれども、残念なことに景色もない。いい景色を期待して八幡平頂上には行かない方がいい。見えるのは林だけ。展望台になっているんだけれども、何も見えない。八幡平に来たんだから、頂上に行きたくなるところだけれども、もしかしたら来なくていいのかもしれない。

◆ガイドブックに載っているような湿地帯を歩きたい場合には
八幡平頂上を目指すのではなく、八幡沼を一周して戻ってくるコースを選択した方がいい。もしくは、頑張って黒谷地湿原コースをチョイスするのがいいと思う。ただ、黒谷地湿原コースは行ったら帰ってこられないという問題があるから、僕がやったようにコースの中間で引き返すというのがいいのではないかと思う。ちなみに、コースの中間には、景色が綺麗な休憩所っぽい場所があって、ちょうどいい目安になっている(そこまでは約15分)。

◆だいたいどれくらいの時間がかかりますか?
僕が八幡平に行ったときのタイムテーブルを書いてみる(記憶があやふやだからちょっとずれているかも…)。
9:00頃にホテルを出発
9:20頃に盛岡駅から新幹線に乗る
9:40頃にいわて沼宮内駅に到着
10:00頃にいわて沼宮内駅からレンタカーでスタート
11:30頃に八幡平頂上のレストハウスに到着。樹海コースを選択して、途中川とかで遊んだりしたから時間がかかった。
12:00頃まで昼ご飯を食べて頂上まで出発
14:40頃にレストハウスに戻ってきた。かなりゆっくりとガマ沼 => 頂上 => メガネ沼と回ってレストハウスに戻ってきた。
14:50頃に黒谷地湿原コースの入り口までレンタカーで行って、スタート。
15:04頃に中間ポイントに到着。引き返す。
15:20頃にいわて沼宮内駅へ向けて出発。
16:30頃にいわて沼宮内駅へ到着。
17:00頃に盛岡駅到着。
ちょっと、このタイムテーブルだと無理があるかなぁと感じた。もう少し時間にゆとりが欲しいと思った。


◆八幡平の総論
お薦めなのは間違いない。ただ、夏場に行くと結構暑い。日陰が全くない上に、結構急な道を歩くことになるからだ。僕は夏に行ったけど、日傘や防止は必須だと思う。最近JRの駅では綺麗に紅葉した八幡平のポスターを見かけるけど、秋がお薦めなのかも。効用も綺麗だし、気温もちょうどよさそう。
樹海コースの途中にある川もおもしろいし、湿地帯はやっぱり綺麗。ただ、レストハウスから八幡平頂上を往復するだけだと、ちょっと物足りないと思うし、人によってはつまらない旅行だったと感じる人もいそう。せっかく遊びに来たのなら、頑張って黒谷地湿原コースを歩いてみいたい。
ただ、ガマ沼は結構綺麗だから、まあ、これを見るだけでもいいのかも。
あ、あと、八幡平頂上は車で結構時間がかかるから、ゆとりを持った計画が重要。

樹海コース途中の川。
Jukai_river


八幡沼。
あまり綺麗だという印象がなかった…。
Hachiman_numa


これがお薦めのガマ沼。
青色で綺麗。
Gama_numa_2


トンボがたくさんいた。
Gama_numa


八幡平頂上。なーんにもない。
Hacimantai_tyojo


黒谷地湿原コースはこんな感じの景色が続く。凄く綺麗だ。
Sitti


●関連リンク
アンダンテ(安暖庭)は食事が美味しい八幡平のペンション

2006年9月13日 (水)

小岩井農場

実のところついこないだまで、小岩井農場が岩手県にあるとは知らなかった。
しかし、長年小岩井製品を買って食べていると、観光してみたくなるものだ。
岩手や秋田を観光するなら、ちょっと寄り道してみたいところ。

しかし、実際問題小岩井農場を観光するとなると、「寄り道」は厳しい。
厳しい理由は
・交通の便が悪い
・小岩井農場の観光自体に時間をとられる
・小岩井農場に行くと結構疲れる
といったところ。
上から順番に解説していく。

・交通の便について
JRの路線図を見ると「小岩井」駅ってのがあるからそこで下車すれば一発じゃんと思いがちだけど、注意が必要。
小岩井駅に止まる電車は1時間に一本のみ。新幹線は停車しないから、盛岡でのりかなくてはいけない。盛岡で乗り換えて、電車を待っていたりすると結構時間を消費する。
あと、小岩井駅に着いてから、小岩井農場に行くのも簡単じゃない。
JR小岩井駅から小岩井農場へはバスかタクシーだと思う。
タクシーでも数千円(3000円くらいだったかな?)だから、まあ数人で行くなら悪くない選択。
バスは調べていないからわからない。

個人的に一番のお薦めは、盛岡駅から小岩井農場へ直接行く方法だ。
移動手段は
・バス
・レンタカー
の2種類。
どっちも結構便利だと思うけど、コストパフォーマンスはバスが高いかもしれない。
バスはこのページ(小岩井農場)の岩手県交通バス時刻表(網張温泉線)を見ると一目瞭然。
まあ、朝から夕方まで1時間に一本。
1時間に一本あれば、まあ、困らない。

あとは、レンタカー。
盛岡駅から小岩井農場までは広い道をまっすぐ行くだけでたどり着くから楽ちんでお薦め。料金が気にならないなら、レンタカーの方が便利なのは当たり前だろう。
でも、盛岡駅前の道は狭いし、小岩井農場までの道のりで特別寄り道したくなるような場所はないから、小岩井農場目的ならバスで十分。


・小岩井農場の観光自体に時間をとられる
・小岩井農場に行くと結構疲れる
この2つだけれども、自分自身のやる気によってずいぶん違ってくる。
ぶっちゃけて言うと、小岩井農場まきば園は大人が遊ぶところはそんなに多くない。油断していると(1周歩いて)30分くらいでやることがなくなっちゃう感じ。
どんなにがんばっても、1時間。だから、てきぱきと観光を済ませようと思えばすぐ終わる。
でも、それじゃあつまらないから、食事の時間をゆっくりしたり、おみやげ屋さんが結構充実しているから、そこで時間をつぶすかんじで3時間くらいかなぁ。

ただ、これらは適当に観光した場合であって、ふれあいコーナーを全部制覇したり、体験コーナーをまじめにこなしていくととたんに時間を使う。
そういう場合は午前中から遊びに行った方がいいと思う。
(ただ、牛の乳搾り程度なら10分程度で終わる。)

で、体験系にあまり興味がない人はまきば園よりも、その隣にある牛舎を見学した方が100倍楽しいし感動的。
僕もそんなタイプな人間なので楽しかった。
これは現地で初めて知ったのだけれども、小岩井農場の牛舎は文化遺産に登録されている代物で、凄く趣があってハイカラでかっこいい。
何よりも、そんな文化遺産に登録されている建物で、今でも実際牛が飼育されていると言うから驚き。
見学できるのは一部だけど、凄くいい雰囲気で、お薦め。
間違ってもまきば園だけ観光して帰ることがないようにしたい。


自然がたっぷりで、周りの景色も綺麗。
視界をじゃまするようなものは全くなくて、とてものびのびできる。
Koiwai


羊にさわれる。
羊は機嫌が悪かった。。
Koiwai3


これがお薦めの牛舎エリア。
まきば園は遊園地的な意味合いが強いけど、こっちは凄く落ち着いている。
赤い道が綺麗。
Koiwai2


この日は雨が降っていたのだけれども、小雨程度ならギリギリ楽しめるかもしれない。
雨で濡れているのが逆に雰囲気が出ている気がした。
(↓牛舎ね)
Koiwai4

これはなんて言う名前だったか忘れた、、
これも文化遺産だった気がする。
左に見えるのは確か資料館で、小岩井農場の歴史が解説されている。
僕は何も知らなかったから、結構この資料館で勉強になった(結構意外な歴史!?)
Koiwai5


というわけで小岩井農場ですが、単なる自然だけの世界でもなく、かといって人工的な世界でもない。
博物館でもなく、美術館でもない。
動物園でもない。
そんなほかに代え難い体験ができる観光地だと僕は思う。
他にも魅力的な観光地はたくさんあるだろうけれども、小岩井農場は自信を持ってお薦めできる観光地だと思う。

2006年9月 2日 (土)

秋田の田沢湖を観光する

実のところ20年以上も日本に住んでいて、知らなかった湖だった。

日本一深い湖

うーん、学生時代地理で習っていても良さそうなのに記憶がない。
そして、あんまり話題にも上らないと思う。

深さは400メートル以上あって、東京タワーより深い。

そして青い。
まさにコバルトブルー。

まあ、このあたりがガイドブックに載っている田沢湖だろう。

でも、田沢湖には歴史がある。
近代日本の府の歴史がある。
この歴史を前もって勉強してから観光に行くと、いろいろ感慨深い旅になっていいと思う。
まあ、適当にGoogleで検索すれば出てくるけど、このページがよくまとまっているんじゃないだろうか。
疎水の歩みを語る


閑話休題。

普通は秋田新幹線で田沢湖駅に向かうと思う。僕もそうした。
秋田新幹線は本数も多いから困ることはないと思う。
で、問題は田沢湖駅からどうするかだ。

車に乗れる人ならば、レンタカーを借りるのが一番無難だ。
田沢湖駅前にレンタカー屋さんがあるから便利。
田沢湖駅から田沢湖までは来るまで10分くらい。

車に乗れない人や乗らない観光をしたい人はバスもある。
バスは1時間に一本あるから、まあ、なんとかなる。
ただし、駅前は何もないから、時間をつぶすのは少し退屈かもしれない。
後、バスの終電が5時くらいだから注意すること。
バスで行くと、田沢湖のほとりでおろしてくれる。
(参考)バスの時刻表はこのページから閲覧できる。
羽後交通株式会社のこのページ
=> 乗合バス路線名一覧


で、田沢湖のバスのターミナル駅で、おみやげ屋さんや駐車場が充実しているから、ここを拠点にするといい。
レンタカーの人も、ここに車をおいて観光することになる。

バスターミナルから、湖は目の前徒歩1分。
言葉通り真っ青な湖がとても綺麗。
周りは山だらけで、鉄塔もなくて、自然を満喫できる。
凄くいい。
僕が行った時期がたまたまなのかもしれないけれども、人も多くなくて、観光地っぽくない。

で、田沢湖は結構広い。
一週20キロある。

ここで問題となるのがバス組だ。
田沢湖といえば「辰子像」だけれども、バス組はまずこの辰子像を観光できないと思ってもらってかまわない。
なぜならば、バスターミナルの正反対側にあるからだ。
つまり、片道10キロ、往復20キロの距離にある。
もちろん、湖を一周するバスもあるのだけれども、それは本数が凄く少なくてまず不可能。

ちなみに、バスターミナルのそばに、レンタサイクル(自転車)屋があった。
秋とか春とかの涼しい時期で、一日中田沢湖にいるのならば、自転車で湖を一周してもいいのかもしれない。
凄く気持ちがよさそう。
(参考)田沢湖と自転車についてはこのページに詳しく解説されている自転車湖一周チャレンジin田沢湖

あと、田沢湖には遊覧船が走っている。
夏限定で田沢湖を一周する特別遊覧船も走っている。
これに乗れば、辰子像のそばまで載せていってくれるから、一応拝めることができる(じっくり観光をするのは無理)。

あと、田沢湖にはレンタルボート屋さんがある(手こぎタイプと、自転車タイプの2種類)
個人的には遊覧船に乗るよりも、こっちの方が楽しかった。
真っ青な湖を体で感じられるからだ。
手を湖に浸すこともできる。
魚も泳いでいてきもちいい(えさも売っている)。

あと、夏場は田沢湖で泳ぐことができる。
僕は泳げると思っていなくて水着を用意していなかったのが残念だ。
波もなくて、凄く綺麗で、水も冷たくて、凄く気持ちいい。
夏の晴れた日に観光に行くなら、思い切って水着を持って行きたいところだ。
ただし、シャワーとか着替える場所はない気がする。
(海と違ってシャワーに入る必要はないかもしれないけど)


とまあ、いろいろ書いてきたけれども、田沢湖は文句なしにお薦めの観光地だ。
田沢湖を眺めながらきりたんぽを食べる、こんな贅沢が他にあるだろうか。
田沢湖の青い湖は、歴史的な事情があるにしても、本当に綺麗。
水も、すんでいて綺麗。
空は広いし、景色にじゃまなものはない。
砂浜も綺麗で、泳げる。
これよりすばらしい湖が国内にあるなら、是非教えてもらいたいくらいだ。

これが遊覧船だ。
P1030016

これがレンタルボート。
湖の美しさを写真で表現するのは難しいけど、周りにじゃまな建造物等が一切ないのがわかってもらえるだろうか。
P1030019

レンタルボートに乗ると、魚がこんなに近くまで寄ってくる。
人間がえさをくれることを知っているようだ。
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外で食べるご飯はおいしい。
田沢湖ときりたんぽ。
P1030026


(参考)
田沢湖に来たなら、泊まりは乳頭温泉郷がお薦め。
旅行・観光レビューブログ: 乳頭温泉郷にある孫六温泉に行く

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